オマケ

フィギュアの改造

キューポッシュでルルとリア

市販のフィギュアを改造して創作キャラを作ろう!というページ。

ココから先のページにはフィギュアとはいえ、人型のものにナイフをいれている画像がでてきます。
見てもショックのなさそうな方のみ、クリックをお願いします!


最終的にこうなります。

キューポッシュはちいさくかわいくデフォルメしつつも、好きにポーズを決めることが出来るアクションフィギュアです。

まずは素立ち。
かわいいです。ただ立っているだけなのに。
基本的にこういうフィギュアには背中部に支えがあるものですが、キューポッシュにはありません。
一応穴と支柱はついていますが、

足下にマグネットがついているのである程度のポージングなら支柱がいらないというわけです!便利。
創作のキャラに限らず、好きなポーズをできるだけ制限のない状態で組ませてあげたいもので、その点とても優れた仕様だと思います。

もちろん支柱をつけてあげて、浮かせたりダイナミックなポーズをつけてあげるのも楽しいです。

運動会なんかで使うバトンやフラッグの棒もついているので、武器をもっている創作キャラにもおすすめ。

このフィギュアの最大の特徴は腰がすこしだけ可動するという点だと思うので簡単にご紹介。
頭にへんな棒がついているのがみえると思います。フィギュアの首はこれを動かすことで動くのです。
この体操服のブルマとシャツの狭間にも首の棒とおなじものが入っていて、前に倒したり後ろに倒したりすることでポーズの幅が増えているのです。もう一つキューポッシュの体だけの商品に水着があるのですが、そちらは腰が動きません。つまり体操服はいろんな動きをさせたい!という方におすすめ。
おすわりをするのにも重宝します~。

ちなみに作るのは双子のキャラです。身長差がないので並べたときに一番見栄えがいいだろうという理由で。
(現実では双子の身長には差が出ますが、この二人は設定上身長差なし)
女の子の方は『人形みたい』なキャラなので設定的にもちょうどよし!決まり。

作るキャラを決め、今日はなにをしようかと思っていた矢先、事件はおきました。

折れました。

腕のなかに何か入ってるのが見えるでしょうか。
アレ、本当は丸いやつについてたんです。
折れて抜けなくなりました。

購入して三日目なのに…。なんておちこんだりはしません。
ひっぱりだします。

ジャーン!
これをつかいます。
綿をざくざくさして硬くする奴です。
鋭利なさきっぽで刺して、一気に引き抜きます。

………。
抜けない…。 というかまず、綿用の針なのでやわらかく、フィギュアに刺さりません。
ピンバイスかってこよう…。どうせ近いうちに買う予定のものなので、問題はありません!くじけません。

しばらくそのままでいてね…。ごめんね。

気を取り直してジャーン。
あからさまに制作途中ですが、いい感じだと思いませんか。
写真でみたら横に太く見えますが、実物はすらっとしててかわいいのです。
(そういう場合、写真のほうが正しいという話をきいた気がしますが…実物重視でいきます)
こっちは体操服ではなく水着を元に作っています。
七月末から作り始めて長いこと放置していたのですが、これを機に同時進行で進めていこうかなと。
スローペースになると思いますが、がんばります。

今回の件に関してはキューポッシュが壊れやすい訳ではなく、改造のために無理に引き抜いたのがだめだったのだと思います。
間接の玉に仕様なのか壊れてたのか分からない亀裂をみつけ、瞬間接着剤で穴を塞ぐために引っこ抜こうとしたら折れてしまいました。
体操服の腕と水着の腕を交換したら効率がいいじゃないかと思ったのですが、逆に手間が増えてしまったかも?
もうちょっと進めてみないとわかりませんね。

改造するにあたってねんどろいどの頭部についているジョイントを削りました。
これで表情変えるのもラクチンです。
キューポッシュはジョイントが一つしかないので、ひっこぬいてから別の頭部にさして使い回さなければならないのです。
が、ねんどろいどの頭をつかうと改造のベースになる髪型や表情パーツがさがしやすいのです。

翌日、街ではみつからずネットで注文していたリネットことリーネちゃんが届いたので開封。
作品が人気だということ以外は知らないのですが、ねんどろいどのことを調べるついでにキャラのことを調べてみました。
かわいい。
女の子は母性を感じさせる子がすきです。
あんまり愛着を持ってしまうと改造することをはばかるようになる可能性もなきにしもあらずなので、調べるのを中断し、雑念を払います。
さっそくキューポッシュの体にはめて…

ジャン!
腕はまだ直っていませんが、かわいい。
………。
かわいい…けど

なんか、頭大きくないですか?

左:リーネの頭
右:トトリの頭

後頭部は右がリーネ、左がトトリ。
既に嫌な予感が…
そんなことはないよと自分を励ましながら、リーネの頭をトトリの後頭部にはめると…

はめ…

はめる…

はまら~ん!

ねんどろいどといえば頭の互換性がウリのような気もしますが、中には頭の大きさが合わない子もいるのです。
そんな頭が大きいキャラを早速引いてしまいました。
双子のキャラを作る上で頭の大きさは大事!身長も変わらないはずだからなお大事。

とりあえずリーネの髪にトトリの顔をはめてみる。
トトリのほうが小さいので、これはなんとかなりますね。
それにしても、髪型が変わるだけで大分印象が変わってきます。
近いうちに表情のためにべつのねんどろいどを購入する予定でしたが、他の方のレビューを見て互換性があるか確かめてからにした方がよさそう…
リアちゃんのほうは上手くいってるのに、ルルのほうは腕が折れたり頭が大きかったり、災難続き。
無事二人を完成させることはできるのか!と不安になる大きい頭部ですが、サイドのふんわり感を削ったら少しは頭が小さく見えるのでは、と考え削り始めました。
水研ペーパーという紙やすりの版目の荒いもので頭を撫でまくります。

が、削れない。

パテは面白いように削れるのですが、なかなか削れません。
巷の噂によるとスポンジみたいなヤスリ?だとよく削れるんだとか。

とりあえず、100均でピンバイスをゲットしてきました。

ピンバイスってなにかって、ドリルみたいな感じのものです。穴をあけるときにつかうんですね。

早速、抜けなくなった肩のジョイントに穴をあけ、引っ張りだせないか奮闘。

やった、抜けた!

のではなく、ピンバイスで穴をあけるつもりが、ジョイント自体を消滅させてしまいました…。
キューポッシュのジョイントって2.5mmなのね…キレイになくなっちゃったよ。
ねんどろいどのジョイントをはめようにも、キューポッシュの肩のジョイントの形がスマート、なので上手くハマりません。突起の厚みもねんどろいどの方が厚いし…。

もうだめかとゼツボーしかけたそのとき、視界にあるものがはいりました。

これです。

これは、先日買ったリーネちゃんの腕です。
目に入った理由は、リーネちゃんの腕であることとはまったく関係なく…。

肩に差し込むための突起を取って、折れた方のキューポッシュジョイントに固定したらどうか、という。

とりあえずカッターナイフで突起を切り離します。
そしてキューポッシュのジョイントにボンドで固定すると…

できた!

形を整えてジョイントの別パーツと連結させます。
うまくいってる~!ボンドが強力だからといって、乱暴にあつかって壊さないように慎重に肩にはめます。
取り付けた突起がすこし厚くて、穴にハマらなかったのでヤスリで削ります。
なでこなでこ。

ヤスリはこれ。
これも100均に売っていました。細かいところも削れる優れもの。
何度か抜いたり引き抜いたりを繰り返して大きさをはかっていた、その時…

折れました(二回目)

もう無理だよ…さすがにもう立ち直れないよ…あたらしいキューポッシュを買うしかないの、等としょげていると、再びひらめきます。

figmaのジョイントつかえばいいじゃん!

ねんどいどの時のようにサイズが合わない可能性もあるので、期待しすぎないようにしながらfigmaを取り出します。
figmaは、ねんどろいどと同じ会社が売り出している可動フィギュアです。キューポッシュやねんどろいどと同じように間接部に丸いジョイントがついているのです。
figmaをみつける。肩のジョイントを見る。なんか丸い。だめだ。
めげずに肘のジョイントをみてみる。

これだ!

figmaからジョイントを引き抜き、突起の形をキューポッシュの長さに合わせるためカッターで切断します。
余談ですが、他キャラからパーツを持ってきているときが一番申し訳ない気持ちになります…。別の人に買われていたらかわいがられていたろうに…。
ごめんね。
念のためキューポッシュジョイントとの合体を試みますが、接合部の突起の大きさが合わず噛み合ない、のでその線は除外。
腕の穴の大きさにあわせて突起の厚みを削り…

ひっついた~!
どことなくジョイントの大きさが左右で違うため、改造人間感が漂いますが腕がないより全然ベター。
むしろこれがマスト。
後半写真をとるのを忘れていましたが、なんとかスタート地点までもどれました。
いや、あとは頭でっかちをけずらなきゃいけないのでした…。} スタート地点に立てるのはいつになるのか、とりあえずは進んでよかった~。

ルルのほうのあたまをけずるばっかりしてたけど、リアちゃんつくってそっちに合わせた方がはやいんじゃない?ということでリアちゃんのほうを進めることに。

とりあえず分解して…

台座が傷つかないよう、マスキングをしておきます。
しわが寄ってるけど、鏡面をまもってくれるなら問題ないのです。
髪の長さを近づけるため、長い部分はデザインカッターできりおとします。

………。
切り落とすには力が足りないので、ニッパーでぱっちんしてきりおとします。
ぱっちん!という良い音とともに切り離された髪の姿が見え…

ません。
傷ついただけになってしまった…。
ねんどろいどを形作っているPVCって、ものすごく硬いんです。ちょっとやそっとじゃ折れません。

が、ジョイントはすぐ折れます。

PVCが具体的に何なのかはわかりません。でも硬いことは間違いので助けを呼びます。

彫刻刀!
このとんがってる彫刻刀で切れ目をつける位置をおおまかに決めて切り込みをいれ…

この平らな彫刻刀で、切り込みを深くして切り離します。
離れるまで尖った彫刻刀と平たい彫刻刀を交互につかっていきます。

できた!
さくっと流しましたが、これもこれで力がいります。穏やかな気持ちで、先を急がないように慎重に進めます。
慎重に進める理由は、彫刻刀の掘り進む先に手をおくとけがのもとになるからです。
けがをするくらいならいいのですが、もっとひどいことになったりする可能性もある道具なので…。

背中の穴が見える確認します。これが見えるくらいになったら可動する際にも安心。
昨日切断したパッツン部分に丸みを持たせていきます。髪を盛るときに毛先があのままだと重たいので…。

まるくなりましたー。今回はデザインナイフで凹ませました。
そしてようやくパテ!

後ろ頭に盛りました。

前髪もパッチンして…

盛ります、盛ります。

そしてこんな感じに。
こんな適当で良いの?という気持ちもありますが、後で形を切り出すのでオッケー問題なし、です。
3mmのピンバイスを100均で購入してきました。

腰を可動できるようにしようかなと。

ルルのほうは動くのに、リアちゃんは動かないなんてつらいじゃないか!ってことで勇気をだして胴体を切断します。
膨らんだズボンより下は切り出せないので、上の方を彫刻刀できります。

…別のところにもきりこみ入っちゃったけど、見えなくなるしいいか…。
そいえば改造する前にもとの色は落としておいた方がいいときいたことがあるのですが、理由までは調べていないので色をはぐのはやりません。水着の色落とすとなんかアレだし…。

切断できた。
ここでピンバイスをもってきて、胸部と腹部に穴をあけます。
穴をあけて、ジョイントをさしてつなげたら今回の目的は達成です。
ねんどろいどのジョイントの長さまで穴をあけたのかわかるように、マスキングテープで目印目印。

こんな感じ。
いけ!もうもどれない!穴をあけるんだー。

ドキドキ。

開きました。緊張した割にフツー。
どちらかというと胴体きるほうがこわかったかも。失敗したら水着もう一個買わなきゃいけないプレッシャーがあって…。

腰可動のつなぎ目ってどうしてるんだろ…。

ってことで、体操服の腰ジョイントがどうやって収まっているのか確認します。

なるほど、ジョイントの丸い部分を入れるために、まるいくぼみをつくるようです。
試しにジョイントさしてみよ。

………。

………………。


………………………。


ささらない。

さしますー→ささらない がパターン化してますが、今回もささりません。
体操服の肩の穴は2.5mmよりちょっと広めだったんだから3mmじゃないの…。

いや、はかってない私が悪いんだけども…。

そいえば、あのときすっぽりはまるジョイントがあったよーな。

あれはたしか…

figmaジョイント。

善は急げで再びfigmaから関節を奪い、さします。

ささった。

ねんどろいどのジョイントにあわせて穴をあけたので、それより長いfigmaジョイントが入っていないのは当然として、たしかにこのままでは球体の部分にあわせて背が伸びてしまいそう。
彫刻刀で溝をつくってはさして長さを確認する流れを繰り返します。

そしてそして、ルルと比較しても違和感がないくらいの身長にもどりました。
これで完成したときに動かしまくれるー。
まだズボン周りを削らなければ満足いく可動とまではいかないので、髪をもう少し進めたら腰を削ります。

腰が動くって、かわいい。
とりあえずパテをもりもり。

丸い頭と、

とんがった前髪。

肩から腕にかけてと、

靴の部分にもなんとなくでもります。
これをベースにして形を整えていきます。
本当は切り込みとかもなくした方が良いとは思うのですが、テキトーに盛って削りだした方がつくりやすいので、後からおこる不具合は明日の私になんとかしてもらいます。
ひとまず組んでみました。

前髪?サイドの髪はこのあと削っていくので、最初はこんな厚みで。
服(腰回りのやつです)もちょっと作ってみようかなと思ったのですが…。

この状態から…

こうなっても、

こうなってもいいような形ってどうすれば良いかなと悩んでいます。
服が割と長くないと腰のジョイントがかくせないし、長すぎると可動を維持するためにすごく不自然な形になってしまいそうです。
短めにつくって腰の位置を動かしてジョイントを隠すようにすればいいのかなー。作り直してみようか…。
などなど、悩み苦しみながらも出来るところからすすめていきます。

昨日の余ったパテで先輩のパーカー部の型をつくっていました。
あと腕も少し盛って、長袖感をだせたらなと。
結構いい感じ?似合うじゃん。
顔無いけど、ちょっとは男の子なポーズが似合うようになった気がします。
基本はリアちゃんを進めながら、余ったパテはもったいないのでルルに回すスタイルでいきます。

リアちゃんのもみあげをつくってみました。

長さを体に合わせて削るとして…
もともとのトトリの全面にでてくる髪の形を変えてみようにも、穴と差し込み部の形があっておらず、ポロポロとれてしまいました(不良品というやつで、全部が全部引っこ抜けやすいわけではないと思います)。
ので、いつもの要領でfigmaのジョイントがささるように穴をあけます。

こんな感じ。
髪の毛も盛ったり取ったりをくりかえして、前髪のサイドのスペースが広くなりました。厚みも斜めから見た角度なんかもみたりして、大分削っています。

あとルルの頭を削るのに疲れ(全然削れてないのですが)帽子をかぶらせるベースを作ってみました。
やっぱりこれがあると一気に進んだ気がします!リアちゃんの方が停滞気味だからかもしれませんが…。
あと今気づいたけど、これあとで頭やするなら帽子の型とっても無駄だった…。パテの無駄使いだ………。
けど、進んだように見えてモチベーションがあがるからいいんだ。

とかいってたら、部屋をそうじしていたとき、事件は起きました…。

折れました。

ああ…まさかこんなトラップがあるなんて…。
ヤスリをかけたり、彫刻刀やデザインナイフで削りだすと、大体粉や破片が部屋に散らばって汚くなります。
どんなに飛ばさないように気をつけてもおこることなのです。
粉塵を飛ばさないように手が突っ込めるボックスなんかも販売されていて、その中で作業をすると手以外は汚れることはない、という便利な代物もあるのですが…。

安く済ませたいじゃないですか…。

そうじしながら作業すれば良いやって思って、掃除機の細いところを吸い上げる奴で机の上の粉を取っていたら、ルルの頭が落ちていきました。

あわてて拾ってみたら…折れてる…。

ジョイントが折れたときの対処法がかかれたサイトを参考に、ジョイントの救出を試みました。
ピンバイスで小さく穴をあけ、

そこに銀色の細い棒に接着剤をつけて引き抜きます。棒の名前もかいてありましたが、よくわからなかったので針金で行いました。
とれない〜!

針金みたいな曲がるものではなく、形の変わらないものでやらないといけなかったみたいで…。
しぶしぶリーネの頭は諦めることにしました。
リーネの頭にした理由は後ろ頭の髪のくくる位置が一致していたからなので、頭は大きいしジョイントは折れちゃったしな頭を使うより、新しく買った方がいいかなと。

リーネちゃんごめん…。
ということで、買ってきたのはミクさん。
皆大好きミクさんかリーネかで悩み、結果としてリーネを選びましたので、代打は子のこしかいない。
表情とヘッドセットがついていないことから通常版ではなく浴衣を買ってきました。
ミクは知ってるキャラなので、少し動かして遊んでみても良いかなと思ったのですが(固定の性格があるわけでもないし)、背中のジョイントに台座がはまらなかったので遊ぶ計画はなかったことになりました。
中古品だし売る人がすりかえたのかな…。体使うわけじゃないからいいんだけど、ちょっと残念。

やすります。
へっこんでいるところに液みたいなパテをおとしてみます。

固まったらまたやすって…を繰り返して、後ろ頭をつくっていきます。
ジョイントが折れたときは結構落ち込んだのですが、ルルはミクと前髪の流れと形がほぼ一致しているので作りやすさでいえば乗り換えは成功だったのかなと。
ルルはトラブルが多いな…。キャラに忠実といえば忠実なんだけど、そんなところまで似なくても…。

すすむ

ホームページを見てくださってありがとうございます!

2020年12月27日にマルソールは移転をしました。

移転したことに伴い、URLが変更になります。
新しいURL:https://tm.memon.site/

過去のURLは2021年6月には見れなくなってしまうので、もしお気に入りに入れてくださっている方、リンクを貼ってくださっている方がおられましたら、上記のURLにリンクを変更していただけないでしょうか。

2012.08.15- Meijitsu Minori.